ドルコスト平均法での負けない資産運用生活

ドルコスト平均法を使った投資を中心に、中長期で資産を着実に増やすことを目指して資産運用を行っています。

外貨MMF、FX、積立FXを比較。豪ドル投資をMMFから積立FXに変更します。

rumijoh.com

ブログ引っ越ししました。

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みなさん、こんにちは。

 

わたしは数年前から豪ドルの外貨MMF積立をやっています。

今回、外貨MMFをやめて、SBIの積立FXに切り替えようと思っています。

 

切り替えるにあたって、外貨MMFとFX、積立FXを比較してみました。

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【外貨MMF

<メリット>

①税制面→今はなし

2016年ぐらいまでは、外貨MMFは為替差益が非課税でした。

しかしその後税制が変わり、いまはFXと同じ約20%になっています。

ですので、実は外貨MMFの一番の優位性(とわたしが考えていたこと)は、今現在はなくなってしまっている状態です。

 

②外貨資産の購入に使える。

外貨決済サービスとは、例えば長期の豪ドル債券を購入する際に、保有している外貨MMFを使って、購入代金を支払うことができる、というものです。

 

例えば外債投資をしたいときに、外貨を持っていなければ、投資のタイミングと同時に一括で外貨を購入するしかなく、当然ながら、その時点の為替レートで買うしかありません。

一括で買うのがいいか、時間分散して買うのがいいかは、わかりませんが、わたしの場合は、少しずつMMFで積立購入しておき、タイミングを見ながら、長期の投資に振り向けるのもありかな、と考えていたので、外貨MMFでの積立購入をしていました。

 

後で述べますが、積立FXは、外貨資産の購入には使えません。ですので、将来的な外貨資産の購入用に外貨を積み立てるのであれば、外貨MMFでもいいのかなと思っています。

 

③利息が複利運用される

この点は、依然として、FXに比べてMMFが有利と思っています。

 

ただ、複利運用の効果が大きくなるのは、金利の絶対額が大きい場合(例えば南アフリカランドとかトルコリラとかのように5%超の金利の通貨)で、保有期間がそれなりに長期になる場合(少なくとも2年以上)と思います。

 

試しに以下で計算してみました。

金利1%で毎日複利 → 1年だと単利1.01%相当、2年1.01%、10年1.05%

金利7%で毎日複利 → 1年で単利7.25%相当、2年7.5%、10年10.14%

 

例えば、豪ドルの場合、MMFと積立FXのスプレッド差は50銭=0.5%です。

仮に積立FXだと複利運用はできないものとした場合、金利7%で2年複利運用すれば、単利7.5%相当となり、スプレッド差相当を取り返せることになります。

  

<デメリット>

①スプレッドが高い

これに尽きます。外貨預金などよりはましですが、FXのスプレッドとの差は大きいです。

 

<結論> 

将来的な外貨建資産へのスイッチングを想定する場合(特にUSドル以外で)、高金利通貨で長期投資をする場合については、MMFという選択肢を考えよう、というのが、現在のわたしのスタンスです。

 

【FX】

 <メリット>

①スプレッドが激安

豪ドルスプレッドは1.4銭=0.014%です。この差ははっきり言って大きいです。

 

②(USドルだけ)現引により、米国株式・債券購入に使える。

USドルだけですが、ドル買いポジションを手仕舞う際に、ドル売りではなく、資金決済してドル現物で引き取ることが可能です。

米国株式・債券購入をするためのドル購入方法としては、最も安いスプレッドでドル資金を用意できます。

 

<デメリット>

①最低投資金額が大きい

豪ドルですと880,000円が最低投資金額です。

積立投資には使えません。

 

<結論>

積立投資には使えない。

米国株式・債券購入など、まとまったドルを購入する際に利用。

あとは、相場に自信があり、時間分散不要、と判断できる場合は、FXで買うのが一番コストが安く有利だと思います(例えばドル円70円とかで、これ以上円高はない、という自信があるときとか)。

 

【積立FX】

<メリット>

①少額から投資可能。

1通貨単位=豪ドルの場合、1豪ドル=88円から購入可能。

わたしのように時間分散して買いたい、という投資スタンスの場合、非常に使いやすいです。

 

②そこそこスプレッドが安い

FXよりは割高ですが、MMFと比べるとかなりの差があります。0.5%の差は大きいです。売り買い合わせると1%の差です。

 

<デメリット>

複利運用が自動ではできない

スワップポイントが日々もらえるため、もらったスワップポイント分を追加購入していけば毎日複利というのは可能は可能ですが、手間がかかるので、現実的には難しいと思っています。

ですので、わたしは、複利運用はできない前提でMMFと比較をしています(実際は、1年でもらったスワップポイント分を追加購入するぐらいの1年複利ぐらいはできるのでしょうが)。

 

現在の豪ドルMMF/FXの利回りは1%台なので、この水準であれば、スプレッド差の方が大きいため、あまりデメリットとは思っていません。

 

②外貨ドル資産の購入には使えない。

積立FXの豪ドル買いポジションを使って、豪ドル資産の購入はできません。

 

よって、豪ドル資産を購入したい場合は、積立FXの豪ドルポジションを売却+SBIの為替取引で普通に豪ドルを購入し、豪ドル資産を購入する必要があります。

この場合、為替手数料(スプレッド)が1円かかってしまいます。

 

なお、積立FXの場合、USドルの現引もできないようです。

 

<結論>

純粋に外貨をドルコスト投資で購入し、為替が変動したところで為替差益で儲ける、という目的の場合、スプレッド差が大きいため、外貨MMFより、積立FXがいいのかなと思っています。

 

わたしの場合、為替は変動するので、ドルコストで買っていれば、勝っているときも負けているときもあって、勝っているときに売れば、利益がとれることもあるだろう(その間は利息ももらえるし)、という投資スタンスですので、今後は豪ドルのドルコスト投資については、積立FXにて行っていきたいと思います。

 

では今日はこのあたりで。

ありがとうございました。